MBD実践コースでは、状態遷移設計の基礎、実験を通して制御系設計の理論の使い方を学ぶ講座など目的別のスキルを学べる講座を提供しています。
(1)モデルベース開発のための状態設計入門
(2)実験で学ぶ制御系設計入門
(3)MAABモデルガイドライン入門 ※e-MBD Training(e-ラーニングのみ)
モデルベース開発(MBD)で、Stateflow を使った状態遷移図・状態遷移表の記述方法を学びたい方のためのコースです。
状態遷移図、状態遷移表の意味論を理解しながら、Stateflow のツールを使って、記述するテクニックを学ぶことができます。Stateflow を全く使ったことのない方でも、基本操作から演習を通して体験しながら基本操作を学んでいただけます。
日数:2.0日間
定員:5名
<Agenda>
1)Stateflow の意味論と操作
2)状態遷移図応用編
3)可読性を考慮した記述スタイル
4)状態遷移の演習
< 利用ソフトウェア>
本講習では、R2012b のMATLAB、Simulink、Stateflow を利用します。
■コース参加の前提条件
– Simulink の基本操作ができる方。
■習得できる知識・スキル
このコースで習得できるのは、Stateflow の基本操作、意味論と組込みソフトウェアの開発現場で継続して状態遷移図を利用するための可読性や再利用性を確保するためのテクニックです。本講座は、特に自動車業界だけに特化した内容ではありません。組込みソフトウェア開発の方であれば、様々な業界の方に広くご参加いただけます。
モデルベース開発(MBD)の開発現場で、制御理論をしっかり理解して使いこなしているエンジニアはまだまだ不足しているのが現状です。本講座では、はじめて制御理論を学ぶ方が、実践的に知識をつけていただくために、座学やシミュレーションだけで理論を学ぶのではなく、実機による同定実験で制御対象をモデル化したり、作成したSimulink制御モデル使って、マイコンで実機を制御したり、実際の制御系設計のプロセスの経験を通して、体験的に理論と制御設計のプロセス習得を目指すコースです。
本講座では、制御理論の基礎と制御設計の標準的なプロセスを体験的に理解して、より効率的に良いコントローラを設計するために必要なスキル習得を目指しています。実践的な制御系設計を体験するため、Arduino のマイコンとモータの速度制御、角度制御、Ball&Beam の制御実験装置を使っています。制御理論を基礎から、実験を通して、体験的に学べるコースとなっています。比例制御からはじまり、PID 制御、極指定(極配置)、最適レギュレータなど古典制御から現代制御まで、段階的に理論を学びながら、実際の実験に適用していきます。
<Agenda>
1) 準備、Arduino IO を使おう
2) モータの速度制御をしよう
3) モータの角度制御をしよう
4) Ball&Beam の実験をしよう
5) 現代制御に挑戦してみよう
< 利用ソフトウェア>
本講習では、R2012b のMATLAB、Simulink、Control System Toolbox を利用します。
< 利用マイコン、実験装置>
「Arduino Mega 2560」,「 Arduino とMATLABで制御系設計をはじめよう!実験キット」
■コース参加の前提条件
– 大学学部レベルの物理、数学の知識ある方
– Simulink の基本操作ができる方(MBDエンジニア養成コース基礎編修了者相当)
– 基礎的なコンピュータ、プログラムの基礎知識がある方。
■習得できる知識・スキル
このコースでは、制御理論の基礎の体験的な理解とモデルベースの制御系設計の簡易体験ができます。
※1.本講習で利用するマイコンボード(Arduino Mega 2560) 及び実験装置のキットは、講習期間中の貸出が可能ですが受講者は、実験キットとArduino Mega のマイコンを受講者特別価格で購入可能です。自宅での復習などで実験まで含めてご利用いただくことができます。