Structural Dynamics Toolbox/FEMLinkは、有限要素モデルや実験モデル、テスト/解析相関をMATLAB環境で実現する拡張モジュールです。
SDToolsは、振動問題解析のためのさまざまなソルバーに対応した有限要素モデルを扱うことができます。一般的によく使われているFEMコードとのインタフェース機能やGUIを使ったビジュアライゼーション機能を提供しており、簡単な操作でプリ/ポスト処理が可能です。 大規模FEMモデルにも対応しており、周波数領域での解析に必要となるモード解析ツールを提供しています。 また、応答結果の可視化や、周波数領域のシステム同定、モードや偏向形状のアニメーション、トポロジー相関、テスト/解析の相関基準のための機能があります。
SDTには、開発元(SDTOOLS)とINRIA(注1)が共同開発したOpenFEMの機能が搭載されています。 OpenFEMは、はり要素、シェル要素、ボリューム要素や、行列や加重のアセンブリツール、強度計算関数などが用意されています。 詳細は、開発元のElement Functionsのページをご覧下さい。
OpenFEMは、オープンソースとなっていますので、データのプリ/ポスト処理や解析をユーザ環境に統合することが可能です。 詳細は、開発元のOpenFEMのページをご覧下さい。
(注1) INRIA:フランス国立情報学自動制御研究所
❑ 静的応答
❑ 部分固有値解法
❑ モデルの低次元化
❑ 周波数領域解析
SDTは、GUIツールを使って、加重、境界条件、制約条件、物理的パラメタリゼーショ ン等の複雑な定義を行うことができます。 また、大規模計算に対応するための最適化ツールで、500,000自由度のモデル計算にも対応しています。
GUIツール(femesh)を使って、有限要素法モデルのメッシュ操作(要素やノードの選択、転換、成形、反復、回転、微調整)をすることができます。これらの操作はSDT、ユーザ定義の要素モデルどちらとも互換性があります。
周波数領域でのフィッティングエラー問題を解決するため、高度な単一極MIMO推定およびモデルチューニング手法が用意されています。同定機能のポスト処理で、極/レジデュー、状態空間実現、2次元ばね-質量-減衰や、多項式形式の相互変換に加えて、MIMOモデル、実および複素モードも取り扱うことができます。
ボード線図、ナイキスト線図と、多変量モードインジケータ関数、複素レジデューによる位相の影響、極配置などを作成できます。
SDTには、トポロジー相関関数が用意されており、モデルデータの相関を調べることができるため、FEモデルを修正することなくモデル形状の変更を行うことができます。相対エラー規範として、COMAC、MAC、MCCO、POCをサポートしています。
FEMLinkは、SDTのオプションモジュールです。 ANSYS、Nastran、Universal File等のFEMツールとのインタフェースを提供しています。
ANSYS サイバネットシステム取扱製品です。詳細は製品webサイトをご参照ください。
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本製品は、SDTのオプションモジュールです。ご利用にはSDT本体が必要となります。