LIMOは、インホイールモータの差動輪型を標準形として、アッカーマン型フロントステアリング、クローラ型、メカナムホイールの車両タイプに自在に可変できます。1台で4つの車両タイプの実験が可能です。
LIMOのハードウエアは、NVIDIAのJetson Nanoをコントローラとして搭載しています。また、2D LiDAR、深度センサなど自律走行に必須の視覚系センサーを標準搭載しております。さらに、複数のUSBハブが搭載されたJetson Nanoをベースとした電子回路部になっているため、追加のセンサーや機器も非常に簡単に搭載いただけます。ソフトウエア開発環境は、ROS、ROS2に対応しており、Git Hubに公開されたROS、ROS2のパッケージを利用して様々な開発や実験が行えます。
LIMOには、ROS、ROS2のパッケージが提供されている他、SLAMやライントレースなどの自律走行、物体認識や人物検知などの主要機能のプログラムサンプルが提供されています。これらを教育用のコンテンツとして利用したり、改変して独自のカスタムプログラムとして実験したり、多様な場面で活用いただけます。また、ハードウエアがJetson Nanoベースなので、Open CVなどのオープンソースを活用した開発なども出来るなど、その活用方法は無限大です。特に移動ロボットのソフトウエア開発の基本やROS、ROS2を学びたい方には、最適な選択肢と言えます。
LIMOのサイズは、全長322mm×幅215mm×高さ247mmと非常にコンパクトです。概ねA4サイズの紙にも乗るようなサイズであり、限られたスペースの室内でも走行実験が可能です。また、車両の重量はたった4.2kgで、取っ手付きの専用ケースも付いているので、持ち運びも簡単です。AgileXの本格的な大型・中型のUGVやAGVのプラットフォーム製品での実験や開発前のプロットタイプ開発などでも活用できます。また、3mx3mのシミュレーションコースもオプションとして購入可能なので、大学や高専などのクラスルームでの利用やロボット競技会などでの利用も可能です。
LIMOは、税抜26.8万円の低価格の教育用 移動ロボットです。低価格なので、複数台の利用が必要な大学や高専などのクラスルームやロボット競技会などでの利用にも最適です。
Mechanical Parameter | サイズ(L×W×H) | 322mm×215mm×247mm |
車体重量 | 4.2kg | |
車体高 | 20mm | |
登坂角度 | 25度 | |
Wheel-Motor Integration | Hub Motor (4×14.4W) |
ハードウェアシステム | 稼働温度範囲 | -10℃~40℃ |
電源 | DC (5.5×2.1mm) | |
システム | Ubuntu18.0 | |
IMU | MPU6050 | |
CPU | ARM 64Quad core@1.43GHz (Cortex-A57) | |
GPU | 128core NVIDIA Maxwell @ 921MHz | |
バッテリー | 5600mAh 12V | |
バッテリ稼働時間 | 40分 | |
待ち受け時間 | 2時間 | |
通信インターフェース | Wifi |
センサー | LiDAR | EAI X2L |
深度センサー(カメラ) | Stereo Camera | |
搭載コントローラ | NVIDIA Jetson Nano(4G) | |
Voice module | IFLYTEK Voice Assistant/Google Assistant | |
スピーカー | Left and right channels(2×2W) | |
モニター | 7 inch 1024×600 タッチスクリーン |
リモートコントロール | スタンダードアクセサリー | ✓ |
標準ホイール | Off-roadダイヤ×4, メカナムホイール×4, 履帯(ベルト)×2 |
AgileX 特別体験セミナー
本セミナーではAgileX製品の特徴のほか、ROSやROS2を用いた2次開発の基礎を学ぶことが出来ます。
3種類に拡張されたLIMO Seriesや、AgileX移動プラットフォーム製品のアプリケーションについて、実機デモを交えながらご紹介します。
会場では数多くのAgileX製品をご覧いただけますので、是非ご参加ください。
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